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大怪獣バトル!ウルトラブログ

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新ウルトラマン列伝 第20話

新ウルトラマン列伝
本日、第20話が放送されました!
第20話 「メビウスとメイツ星人 怪獣使いの遺産」
ウルトラマンメビウス第32話「怪獣使いの遺産」の内容を放送しました。

今日もウルトラマンタロウがヒカルに対して、教え子であるウルトラマンメビウスの話をしています。
今回取り上げたのは、メビウスが地球人と宇宙人の間で悩む事になる、とあるお話でした。
本編ですが、広い川原で穴を掘り続ける不思議な少年を見かけた女の子の回想から始まります。
少年は円盤を探していると女の子に話すのですが、女の子の母親はあの少年が宇宙人であり、
彼にそれ以上関わらない様にと女の子に話します。
それに対して女の子は、「宇宙人だと、どうして怖いの?」と返すのですが・・・

時は流れ、GUYSスペーシーは地球に侵入してきた円盤を捕捉。
円盤はコノミ隊員が受け持つ幼稚園児たちがピクニックに行っている近くに飛来し、GUYSは確認の為に出撃。
更にテッペイ隊員は宇宙船の内部に怪獣が冬眠状態で存在している事を指摘し、
リュウ隊員やトリヤマ補佐官たちは先制攻撃の許可を求めますが、
サコミズ隊長は慎重に対応する方針で、まずは歩み寄って話し合いをすべきだという結論に落ち着きます。
ミライに対してテレパシーで話しかけてきた宇宙人の名前は「メイツ星人ビオ」。
彼は敵意が無く、地球と友好を結ぶ為にやって来た事を明かします。
怪獣「ゾアムルチ」を連れてきたのも、万が一の時の為にメビウスに対抗する為の戦力なのでした。

彼は友好を結ぶ前に、どうしても地球と解決しなくてはならない問題があると話します。
それは今から30年以上前に同じメイツ星人が気候を調査する為に地球を訪れたのですが、
環境の悪さで体が蝕まれてしまい、更に一部の地球人が彼を一方的に迫害し殺害したというのです。
無断で地球にやって来たメイツ星人側にも非がある事を認めながらも、何故殺されなければならなかったのか。
ビオはその無念を晴らす為にやって来た事を明かすのでした。
ミライも怪獣を暴れさせなければ、地球とメイツ星の問題に介入しない事を約束するのですが・・・
ビオとミライが握手しようとした瞬間、ビオを敵だと認識したリュウが発泡し、ビオは傷を負ってしまいます。

マトモな話し合いが出来ないと判断したビオは、超能力を使って円盤を起動させます。
そしてGUYSのディレクションルームへと通信し、命を奪われた同胞の賠償として、
地球の大陸部の20%を割譲せよと迫るのでした。
当然トリヤマ補佐官はそれを断り、ビオは円盤を街へと進行させます。
サコミズ隊長は過去の事件は二度と繰り返してはならない悲劇だとしながらも、
今現在の人間を守るのが使命だと、円盤を食い止める事とビオともう一度話し合う事をGUYSに命令するのでした。

怪我をしたビオは人間に化けてその場に座り込みますが、
そこにコノミ隊員の教え子である幼稚園児たちと園長先生達が現れ、怪我をしたビオを目撃。
幼稚園児たちは怪我をしたビオにハンカチを差し伸べ、園長先生がそれを彼の傷口に巻きます。
ミライとリュウもその場に駆けつけますが、ビオは攻撃を止めようとはしません。
地球とメイツ星の問題だという事でミライも手を出すべきかどうか迷いますが、
リュウの一声で街が危機に晒されている事実を認め、ウルトラマンメビウスへと変身。
それを見たビオはゾアムルチを起動させ、メビウスとゾアムルチの激しい戦いが街中で繰り広げられるのでした。

ビオはゾアムルチは自分の脳波とシンクロしており、
自分の怒りと憎しみが収まらない限りゾアムルチが暴れ続ける事をリュウに話します。
リュウは何故そこまで人間を憎むのかビオに尋ねると、
過去に殺されたメイツ星人は自分の父であるという事実を彼は語るのでした。
園長先生はビオをメイツ星人と知り、彼に対して昔に川原で穴を掘っていた少年の話を始めます。
メイツ星人は地球人の良と呼ばれる少年と二人で、本当の親子の様に暮らしていたというのです。
良は少し成長した後も円盤を探して川原を掘り続けており、
彼は何故円盤を掘り続けているのか幼い頃の園長先生に問われると、
いつかメイツ星人と地球人が仲良くなれる様に、
一足先に自分がメイツ星に行って彼らと握手をするんだ、と話した事をビオに打ち明けるのでした。

園長先生は違う星同士の人間でも仲良くなれた事を今は小さな幼稚園児たちに伝えており、
ビオの父親が地球にやって来た事は決して無駄では無かったと話します。
リュウは自分が言えた義理ではないと前置きをし、それでも地球人をもう1度信じてくれる様に頼みます。
父親が遺していた思いがけない「遺産」を目の当たりにし、ビオは雨に打たれながら気持ちを整理します。
しかし地球人を信じる心よりも憎しみが勝ってしまい、
怒りの感情と同調しているゾアムルチを倒してくれる様にメビウスに頼み込むビオ。
メビウスはそれに応えるかの様にメビュームシュートを放ち、ゾアムルチを倒すのでした・・・

すっかり晴れ渡った綺麗な景色を見て落ち着いた表情を見せるビオ。
リュウは別れ際にビオに握手を求めますが、
彼は握手は自分の父親が遺した「遺産」がどうなるか見届けてからだと話し、再び円盤に乗って地球を去ります。
再び回想が入り、良少年は何時の間にか姿を消した事を園長先生が語ります。
しかし彼女の中には、燃え上がる夕焼けの中で穴を掘り続ける良少年の姿が、今も消えずに残っているのでした。

他の星同士でも手を取り合えるという理想が実現すれば、
自分達ウルトラ戦士の出番が無くなる日が来るかもしれないと嬉しそうに話すウルトラマンタロウ。
ヒカルもそれを願いつつ、彼らは新たなる戦いに向けて突き進む事になります。
新ウルトラマン列伝 ゾアムルチ


このお話、私が一番解せないのは「良少年がメイツ星へ行きたい理由が大きく変化していた」事に尽きます。
そもそも酷いイジメに合った上に父親同然だったメイツ星人を殺されているので、
悲しみと憎しみの感情を渦巻かせながらラストまでメイツ星人の円盤を掘り続けていたはずなのですが・・・
このお話では成長した良少年が登場し、彼は「地球とメイツ星の友好の為に星へ行く」様な事を話していました。
少し成長していたので考え方が変化したとも受け取れますが、
あの「怪獣使いと少年」はそういうものがテーマだったのか?と首をかしげてしまいます。
続編というか完結編だけに、綺麗事を入れて物語を締め括らないといけないのは解りますが・・・

そしてもう一つ、「リュウはあそこまで軽率で馬鹿な行動をする身勝手な奴では無い」。
確かに口が悪く直情的な面が目立つ隊員ですが、いきなり銃をぶっぱなしたりするキャラではありません。
しかもこの話はメビウスの正体を知ってある程度成長を遂げた32話の時点です。
いきなりキャラクターが変化したのはちょっと納得が行かなかったです。リュウが変なのはこの話だけですし。
ミライを諭すのも、ビオを撃った張本人であるリュウだというのも・・・

メイツ星人ビオも父親と同じく無断で地球に侵入したり賠償のやり方が有り得ない規模だったり、
最初から地球に喧嘩を売りに来た様にしか見えなかったのも問題です。
(ゾアムルチに至っては完璧な被害者でしたしw)
いくら30分番組とはいえ、もっと展開を煮詰めて続編を作って欲しかったというのが、
私のこのお話に対するスタンスでした。


同じ脚本家(と言うか元々は小説家なのですが)が書いた小説の、
「ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント」では、
これとかなり内容が異なる「怪獣使いの遺産」が収録されています。
色々と納得がいかなかった展開も、こちらではかなり良い方向に向いている事が多かったので、
是非こちらの書籍もお読みになって頂けると幸いです。
小説オリジナル怪獣が登場したりと、かなり面白い内容になっていますよ~

さて、次回からはいよいよウルトラマンギンガ後半戦がスタート!
待ちに待った、シリーズの再開です!!
youtubeでは、先週の放送分が配信されております。



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コメント
てゃん 2013/11/13 19:47 id:Ootp8oS2
http://ameblo.jp/tdn-tonk/

あの「怪獣使いと少年」の続編であるメビウス32話「怪獣使いの遺産」。
五十嵐さん引退というニュースがあっただけに、タイムリーな放送に…w
ナビゲーターはタロウとヒカル。次回からギンガだし、妥当なのかな。
タイトル画面で工事現場の音がするのは「マックス」あたりでやりそうな演出ですね。
テッペイはメイツ星人を殺した人々に理解を示す。宇宙人が現れたら怖がるってのは正論ではあるけど、ファントン星人と友達になったテッペイには言ってほしくなかった。
憎しみで動くゾアムルチ。
「金山さんの怒りが乗り移ったようだ…」の台詞を意識しているのかな。
でもムルチは地球産じゃないの?それを勝手に兵器にしちゃうのも問題ではないのか。
ビオにハンカチを差し出す子供。ベタだけどまあまあ希望が持てる演出。
ただ、メイツ星人は元の姿のままの方が解りやすいと思うけど…
地球人の姿のメイツ星人を差別した群衆と異星人の姿を差別しなかった子供という対比になるのでは?
今回どうにも納得できないのがリュウさん。
撃ったのはまだしょうがないかもなとはなるけど、ミライをメビウスだと解っている時点での話だし、ビオを説得すればゾアムルチを止められたかもしれないのに、ミライに「街が大変なことになっているんだぞ」と呼びかけて倒してもらおうとしたりはちょっと…
「ウルトラマンの重圧」とかでもそうだったけど、リュウさんの行動はたまに悪い意味で「!?」となるw
トートツな園長さんもなあ…描写が弱すぎて何とも言えません。この人を出すんなら話の主軸をコノミに置いた方がよかったのでは?と…
良少年が楽しそうに穴を掘っているのにも個人的には違和感。掘る目的が「地球とメイツ星が仲良くなれるように一足先にメイツ星人と握手をする」ってのもな…うーん、メンタル強すぎじゃないかい?w
リアルタイムで見たときは「不幸が重なってついに気がふれたか…」としか思えなかった(苦笑)
不満たらたらですが、個人としてはあの話に挑んだということで評価したくもあります。
実際オリキャラと絡めて話を展開できた小説版はなかなか良作でした。いろいろ抜けてるところフォローしてるし。流石は直木賞作家と言った所かな。
でも、やっぱりそこはもうちっと上手く30分にまとめてほしかったところ。テレビと小説じゃ勝手が違うんだろうけど…折角起用したんだし、担当が3本しかないんだから続編ではなくオリジナルで勝負してほしかった。「無敵のママ」とかの朱川さんオリジナルの脚本は割といい感じだっただけに。
「わたしは地球人」もそうだけど、ぶっちゃけこういう話の続編はやらないほうが良いと思う…w
そういう意味だと「故郷は地球」とか「超兵器R1号」とかの続編がなくて良かった…かも。
あと細かいこと。本放送時は話数を33話にしてほしかった!
なーんかクドクド語っちゃいましたね。扱っている話題の重さに比例しましたw

そして次回はついにウルトラマンギンガ後半戦!絶対見逃せないですね。
はるか&かのんパパ 2013/11/13 20:48 id:nop6DpOI
久々のコメントです。
今回の放送は、メビウスのヒビノミライ役の五十嵐隼士君の芸能界引退直前でタイムリーでした。
年間を通して制作された最後のウルトラマンであろうメビウスの主役の引退は惜しまれる限りです。

メイツ星人の一連の話は評価の分かれるところでしょうが、両方リアルタイムで観た私は、好感の持てる展開だと思っています。

極悪地球人 2013/11/13 22:20 id:-
確かに放送当時は「あの問題作の続編がでるのか!!?」と言う気持ちでしたがはじめて観たときは「??」と言う気持ちになりました・・・・。なんかとって付けて「続編作りました!はい、これで満足してね♪」・・と上手く言い包められた感が最初はありましたね・・・。もう一回ちゃんと見ればまた違った感想が出てくるのかもしれませんが・・・・・。

それより何よりメイツ星人とムルチの関係が「おかしいだろ!」っていうのが真っ先にありましたが・・・・。ムルチはメイツ産ではないですよね??
ちょろQ 2013/11/14 12:25 id:-
前項の記事にもあるように、メイツ星人の話題は色々と賛否両論分かれる所ですよね。良少年のメイツ星へ行く理由が大きく変化していたのは確かに謎ですが、人の心って変わりゆくものだから、もしかしたら宇宙船探しの行動の途中で「地球に別れを告げる」理由から「純粋に友好の為にメイツ星に行く」に変わっていたのかもしれませんね。リュウの軽率な行動…、銃をぶっ放したというのはおそらくミライとビオが握手をしようとしていたところを、「ミライがビオに襲われている」と勘違いしてしまったのかもしれません。あと、ゾアムルチを倒すように言ったのも、もちろん先走って発砲してしまった罪悪感は感じていたでしょうけどそれでも防衛隊員としてやるべき事はやらねばという感じだったんでしょうね。とまあ、納得いかない方々が多いでしょうけど、私なりのフォローですw。個人的にはこの話には好感が持てました。さて、気持ちを切り替えていよいよ来週からは「ウルトラマンギンガ」後半戦がスタート!!待ちに待った再会!!次回予告を見ましたが、後編第1話ということで前半第1話に負けない工夫が凝らされているみたいで楽しみです。とりあえず、ナックル星人オネェ(違)wのキャラがもの凄く気になりますw。
いちおか 2013/11/14 18:19 id:9gJbYYiQ
こんばんは、いちおかです。
このメビウスの話は色々と惜しい点が多い気がします。まなしなさんが指摘している通りの問題点とかがそれです。いっそのこと1話と言わずに前後篇2話に分けてじっくり作っていけば良かったような気がします。

所で、今回のムルチは中々生物的なアレンジがなされていて、結構気に入っています。特に、手のひれがより魚類らしくなっているのが目を引きました。あの手を見て「もし、ムルチの手がもっと大きくなり翼みたいになって、トビウオ見たいに空を飛んだら面白いだろうなぁ」と想像してしまいます。
さて、来週からはまたウルトラマンギンガが放送されるとのことですね。前回では明かされなかった謎が多いだけに、期待大です。
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まなしな

Author:まなしな
ただの怪獣マニアです。
ソフビ人形やレンタルビデオをきっかけにこの道へ堕ちました。
ウルトラシリーズ以外でも、
「怪獣」と名の付くものは何でも好きだったりします。

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